有酸素運動のはなし

メタボリックシンドロームに効く有酸素運動

メタボリックシンドロームの元凶となる、中性脂肪を効率よく燃焼させるには、有酸素運動が有効です。

ウォーキングなどは日常の暮らしの中で手軽に実践できる運動

有酸素運動と言うと、エアロビクスやマシントレーニングを連想する人も多いと思いますが、実はそれだけではなく、ウォーキングなどは日常の暮らしの中で手軽に実践できる運動です。

どういう点が手軽かと言うと、通勤の途中や買い物の途中でもウォーキングをすることができ、いっぺんに長時間歩かなくても、短い時間を積み重ねても同じような効果があるからです。


METsと言う言葉をご存知ですか?

METsは安静時をMETs=1として、それを基準に運動の強さを数値化したもので、たとえばゆっくり歩く散歩はMETs=1、普通に歩くのはMETs=3、速く歩くはMETs=4と言う数値になります。

ウォーキングなどは日常の暮らしの中で手軽に実践できる運動

これは何に使うかと言うと、運動をした時にどれくらいのエネルギーを消費したか計算ができます。

運動して少しでも内臓脂肪を減らそうと考える時に具体的な数値が判らないと、中々モチベーションが上がらないと思います。

総エネルギー消費量の計算式は

総エネルギー消費量=METs・時 × 体重(Kg) × 1.05

の計算からエネルギーの消費量がわかります。


それでは実際に計算してみましょう。

たとえば体重70Kgの人が40分間、速歩きでウォーキングをしました。

エネルギーの消費量は

エネルギー消費量=4(METs)×(40(分)÷60(分))×70(Kg)×1.05=196Kcal

つまり196Kcalのエネルギーを消費したことになります。

日本酒お銚子1本分は196Kcal

これが多いと感じるか、少ないと感じるか人によって感じ方がの違いはあると思いますが、40分間一生懸命歩いてたったこれだけ?と私は感じてしまいます。

ちなみにある程度の機能を持った「歩数計」、「万歩計」、「活動量計」はこの計算を自動的にやってくれます。

196Kcal、これはおよそ日本酒お銚子1本分に相当します。

これでお調子にのってお銚子一本増やすと元の木阿弥、がんばって運動しましょうね

上に戻る